【Python入門】Pythonのround関数とは?使い方と活用方法を徹底解説(Python 3.11)

Python

はじめに

Pythonには数値を丸めるための便利な関数「round関数」が用意されています。本記事では、Pythonのround関数について基本的な使い方から応用例まで詳しく解説します。初心者の方でも理解しやすいように、具体的なコード例を交えて説明します。

round関数とは?

round関数は、数値を指定した桁数で丸めるために使用されます。浮動小数点数を簡単に丸めることができ、四捨五入の処理を行うのに便利です。

round関数の基本構文

Pythonのround関数の基本的な構文は以下の通りです。

round(number, ndigits)

引数の説明

  • number:丸めたい数値(必須)
  • ndigits:小数点以下の丸める桁数(省略可、デフォルトは0)

戻り値

  • 指定した桁数で丸めた数値(整数または浮動小数点数)

round関数の使用例

例1:整数に丸める(小数点以下の桁数を指定しない場合)

print(round(3.6))  # 出力: 4
print(round(3.4))  # 出力: 3

例2:小数点以下の桁数を指定する

print(round(3.14159, 2))  # 出力: 3.14
print(round(3.14159, 3))  # 出力: 3.142

round関数の応用例

例3:負の桁数を指定して十の位や百の位で丸める

print(round(12345, -1))  # 出力: 12350
print(round(12345, -2))  # 出力: 12300

例4:リスト内の数値を丸める

numbers = [1.234, 2.345, 3.456]
rounded_numbers = [round(num, 2) for num in numbers]
print(rounded_numbers)  # 出力: [1.23, 2.35, 3.46]

例5:DataFrameの数値を丸める(pandasを使用)

import pandas as pd

data = {'A': [1.235, 2.568, 3.789], 'B': [4.567, 5.678, 6.789]}
df = pd.DataFrame(data)
df_rounded = df.round(2)
print(df_rounded)

まとめ

Pythonのround関数は、数値を簡単に丸めることができる便利な関数です。基本的な四捨五入だけでなく、負の桁数を指定した丸めやリスト・DataFrameのデータを丸める応用的な使い方もあります。ぜひ、実際のプログラムで活用してみてください。