こちらは「xlrd」（Pythonライブラリ）のサンプルコードについての記事となっております。
基本情報 … Basic Information
xlrdは、PythonでExcelファイルの読み込みを行うためのライブラリです。Excelファイルの読み込み、ファイルからシートを選択、シートから行または列の選択、特定のセルからの値の読み取り、データ型の変換などの機能を提供します。
xlrdは、Excelファイルのバージョン2003以前のファイル（拡張子 .xls）に対応しています。ライブラリには、Excelファイルの構造を解析し、ファイルから読み取ったデータをメモリ上に保持するための多数の関数があります。xlrdを使用することで、Pythonプログラムは、Excelファイルからデータを読み取り、加工し、処理できるようになります。
サンプルコード … Sample Code
001 MicrosoftExcelファイルの読み込み … Read the Excel File
１．「xlrd」（Pythonライブラリ）で「XLS」ファイル（MicrosoftExcelファイル）を読み込む
###############################################################################
import xlrd
###############################################################################
wb = xlrd.open_workbook("SAMPLE/sample.xls")
print(type(wb)) ### <class 'xlrd.book.Book'>
print(wb.sheet_names()) ### ['first']
###############################################################################
ws = wb.sheet_by_name("first")
### ws = wb.sheet_by_index(0)
print(type(ws)) ### <class 'xlrd.sheet.Sheet'>
print(ws.name) ### first
print(ws.nrows) ### 3
print(ws.ncols) ### 3
###############################################################################
cell = ws.cell(rowx=0,colx=0)
print(ws.cell_value(rowx=0,colx=0)) ### one
print(ws.cell_type(rowx=0,colx=0)) ### 1
### Cell Type:
### 0: XL_CELL_EMPTY
### 1: XL_CELL_TEXT
### 2: XL_CELL_NUMBER
### 3: XL_CELL_DATE
### 4: XL_CELL_BOOLEAN
### 5: XL_CELL_ERROR
### 6: XL_CELL_BLANK
val = cell.value
print(val) ### one
print(type(val)) ### <class 'str'>
###############################################################################
print(ws.row_values(rowx=0,start_colx=0,end_colx=3)) ### ['one', 'two', 'three']
print(ws.col_values(colx=0,start_rowx=0,end_rowx=3)) ### ['one', 'four', 'seven']
for ws_row in ws.get_rows():
for cell in ws_row:
print(cell.value)
### one
### two
### three
### four
### five
### six
### seven
### eight
### nine
###############################################################################上記のPythonプログラムは、xlrdライブラリを使用してExcelファイルを読み込み、シート、セル、およびその値を操作する方法を示しています。
まず、xlrdライブラリをインポートし、open_workbook()関数を使用してExcelファイルを開きます。sheet_names()関数を呼び出すことで、シート名のリストを取得できます。
次に、シートオブジェクトを取得します。sheet_by_name()関数を使用して、シート名を指定してシートオブジェクトを取得できます。name属性、nrows属性、およびncols属性を使用して、シートの名前、行数、および列数を取得できます。
セルオブジェクトを取得するには、cell()関数を使用します。cell_value()関数とcell_type()関数を使用して、セルの値とタイプを取得できます。
行と列の値を取得するには、row_values()関数とcol_values()関数を使用します。また、get_rows()関数を使用して、すべての行を反復処理して、各セルの値を取得できます。
このプログラムは、Pythonを使用してExcelファイルを読み込む方法を示しています。これらの機能を使用することで、ExcelファイルのデータをPythonで処理し、必要に応じて出力できます。