【Python入門】Pythonのsum関数とは?使い方と活用方法を徹底解説(Python 3.11)

Python

はじめに

Pythonはシンプルで読みやすいプログラミング言語であり、多くの便利な組み込み関数を備えています。その中でも、リストやタプルなどの要素の合計を簡単に求めることができる sum 関数は、非常に頻繁に使用されます。

本記事では、Pythonの sum 関数について、基本的な使い方から応用例まで詳しく解説します。

sum関数とは?

sum 関数は、数値のシーケンス(リストやタプルなど)を受け取り、それらの要素の合計を計算する組み込み関数です。

sum関数の基本構文

Pythonの sum 関数の基本的な構文は以下の通りです。

sum(iterable, start)
  • iterable:合計を求める対象(リスト、タプルなどのシーケンス型)
  • start(オプション):合計の初期値(デフォルトは 0

sum関数の使用例

リストの合計を求める

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
total = sum(numbers)
print(total)  # 出力: 15

タプルの合計を求める

values = (10, 20, 30, 40)
total = sum(values)
print(total)  # 出力: 100

初期値を設定する

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
total = sum(numbers, 10)
print(total)  # 出力: 25

sum関数の応用例

二次元リストの合計

matrix = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]
total = sum(sum(row) for row in matrix)
print(total)  # 出力: 45

辞書の値の合計

data = {'apple': 100, 'banana': 200, 'cherry': 300}
total = sum(data.values())
print(total)  # 出力: 600

フィルタを適用して合計

numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
even_sum = sum(x for x in numbers if x % 2 == 0)
print(even_sum)  # 出力: 60

まとめ

sum 関数は、リストやタプルなどの数値データの合計を簡単に求めることができる便利な関数です。また、辞書の値の合計や条件付きの合計など、さまざまな場面で活用できます。

Pythonを使う際には sum 関数を適切に活用し、コードの可読性と効率を向上させましょう。