目次
はじめに
Pythonはシンプルで読みやすいコードが特徴のプログラミング言語です。その中でも、データ型を文字列に変換する str 関数は非常に便利な関数の一つです。本記事では、Python 3.11 における str 関数の基本から応用までを詳しく解説します。
str関数とは？
str 関数は、数値やリストなどのデータ型を文字列（str 型）に変換するための組み込み関数です。例えば、数値型のデータを文字列として扱いたい場合に利用されます。
str関数の基本構文
str(object)
object には任意のデータ型の値を指定でき、文字列へ変換されます。
str関数の使用例
以下に、str 関数の基本的な使用例を示します。
数値を文字列に変換
num = 100
str_num = str(num)
print(str_num) # "100"
print(type(str_num)) # <class 'str'>
リストを文字列に変換
my_list = [1, 2, 3]
str_list = str(my_list)
print(str_list) # "[1, 2, 3]"
print(type(str_list)) # <class 'str'>
辞書を文字列に変換
my_dict = {"name": "Alice", "age": 25}
str_dict = str(my_dict)
print(str_dict) # "{'name': 'Alice', 'age': 25}"
print(type(str_dict)) # <class 'str'>
str関数の応用例
ファイル名の動的生成
user_id = 12345
filename = "user_" + str(user_id) + ".txt"
print(filename) # "user_12345.txt"
ユーザー入力の整形
age = 30
message = "あなたの年齢は " + str(age) + " 歳です。"
print(message) # "あなたの年齢は 30 歳です。"
数値のゼロ埋め（フォーマットの活用）
order_number = 7
formatted_order = "注文番号: " + str(order_number).zfill(5)
print(formatted_order) # "注文番号: 00007"
まとめ
str 関数は、さまざまなデータ型を文字列に変換する際に役立つ便利な関数です。特に、動的な文字列生成やファイル名の作成、ユーザー入力の整形など、日常的なプログラミングの場面で頻繁に活用できます。本記事で紹介した基本構文や応用例を参考に、ぜひ str 関数を活用してみてください。