目次
はじめに
Pythonにはさまざまな組み込み関数が用意されており、その中でも数値を異なる進数に変換する関数は便利です。本記事では、数値を8進数に変換するためのoct
関数について詳しく解説します。基本的な使い方から応用例まで初心者でも理解しやすいように説明しますので、ぜひ参考にしてください。
oct関数とは?
oct
関数は、整数を8進数表記の文字列に変換するPythonの組み込み関数です。Pythonでは、8進数は「0o」または「0O」というプレフィックス(接頭辞)を付けて表現されます。
oct関数の基本構文
oct
関数の基本的な構文は以下のとおりです。
oct(number)
引数:
number
:整数型(int
)の値を指定します。
戻り値:
- 指定した整数を8進数表記の文字列(プレフィックス付き)に変換して返します。
oct関数の使用例
以下に、oct
関数の基本的な使用例を示します。
使用例 1: 整数を8進数に変換
num = 10
octal_value = oct(num)
print(octal_value) # 出力: '0o12'
使用例 2: 負の整数を8進数に変換
num = -20
octal_value = oct(num)
print(octal_value) # 出力: '-0o24'
oct関数の応用例
oct
関数をより実用的に活用する方法を紹介します。
応用例 1: ユーザー入力の数値を8進数に変換
num = int(input("整数を入力してください: "))
print(f"8進数表記: {oct(num)}")
応用例 2: 8進数表記を利用した数値変換
def decimal_to_octal(n):
return oct(n)
# リスト内の整数を8進数に変換
numbers = [8, 16, 32, 64]
octal_numbers = list(map(decimal_to_octal, numbers))
print(octal_numbers) # 出力: ['0o10', '0o20', '0o40', '0o100']
まとめ
oct
関数は、整数を簡単に8進数表記に変換するための便利な組み込み関数です。本記事では、基本的な使い方から応用例まで紹介しました。Pythonを使った数値変換を学びたい方にとって、oct
関数の活用は理解しておくべき重要なポイントの一つです。ぜひ、実際にコードを書いて試してみてください。