目次
はじめに
Pythonには便利な組み込み関数が多数用意されており、その中でもlist()関数はリストを作成するために頻繁に使用されます。本記事では、Python初心者向けにlist()関数の基本的な使い方から応用的な活用方法までを詳しく解説します。
list関数とは？
list()関数は、引数として指定したオブジェクトをリストに変換するための組み込み関数です。イテラブル（文字列、タプル、辞書、集合など）をリストへ変換する際に役立ちます。
list関数の基本構文
list(iterable)
iterable（省略可能）：リストへ変換するイテラブルなオブジェクト。- 引数を指定しない場合は、空のリスト
[]が返されます。
list関数の使用例
1. 文字列をリストに変換
string = "hello"
result = list(string)
print(result) # ['h', 'e', 'l', 'l', 'o']
2. タプルをリストに変換
tuple_data = (1, 2, 3, 4)
result = list(tuple_data)
print(result) # [1, 2, 3, 4]
3. 辞書をリストに変換（キーを取得）
dict_data = {'a': 1, 'b': 2, 'c': 3}
result = list(dict_data)
print(result) # ['a', 'b', 'c']
list関数の応用例
1. 集合をリストに変換
set_data = {10, 20, 30, 40}
result = list(set_data)
print(result) # [10, 20, 30, 40]（順序は保証されない）
2. map関数の結果をリストに変換
def square(n):
return n * n
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
squared_numbers = list(map(square, numbers))
print(squared_numbers) # [1, 4, 9, 16, 25]
3. rangeオブジェクトをリストに変換
range_data = range(5)
result = list(range_data)
print(result) # [0, 1, 2, 3, 4]
まとめ
list()関数は、さまざまなイテラブルなオブジェクトをリストに変換するのに役立つ便利な関数です。基本的な使い方から応用的な活用方法までを理解することで、より柔軟なプログラミングが可能になります。Python初心者の方は、ぜひ本記事で紹介した使い方を実践しながら学んでみてください。