【Python入門】Pythonのlen関数とは?使い方と活用方法を徹底解説(Python 3.11)

Python

はじめに

Pythonは初心者にも扱いやすく、多くの場面で活用されるプログラミング言語です。その中でもlen()関数は、リストや文字列などの要素数を取得する際に頻繁に使用されます。本記事では、len()関数の基本的な使い方から応用例まで詳しく解説します。

len関数とは?

len()関数は、Pythonの組み込み関数の一つで、リスト、タプル、文字列、辞書などの要素数(長さ)を取得するために使用されます。

主な特徴

  • リストや文字列などの要素数を取得できる
  • 辞書のキーの数もカウント可能
  • 多くのデータ型で利用可能
  • 時間計算量がO(1)と高速

len関数の基本構文

len()関数の基本的な構文は以下のとおりです。

len(対象のオブジェクト)

引数

  • 対象のオブジェクト:長さを取得したいリスト、文字列、辞書などのデータ構造

戻り値

  • int型の数値(オブジェクトの要素数)

len関数の使用例

1. 文字列の長さを取得

text = "Hello, Python!"
print(len(text))  # 15

2. リストの要素数を取得

numbers = [1, 2, 3, 4, 5]
print(len(numbers))  # 5

3. タプルの要素数を取得

tuple_data = (10, 20, 30)
print(len(tuple_data))  # 3

4. 辞書のキーの数を取得

dict_data = {"apple": 3, "banana": 5, "cherry": 2}
print(len(dict_data))  # 3

5. 空のオブジェクトに対する動作

empty_list = []
empty_string = ""
print(len(empty_list))  # 0
print(len(empty_string))  # 0

len関数の応用例

1. 多次元リストの長さを取得

matrix = [[1, 2, 3], [4, 5, 6], [7, 8, 9]]
print(len(matrix))  # 3(行数)

2. ネストされたリストのすべての要素数を取得

def nested_length(nested_list):
    return sum(len(sublist) for sublist in nested_list)

nested_data = [[1, 2], [3, 4, 5], [6]]
print(nested_length(nested_data))  # 5

3. ファイルの行数を取得

with open("sample.txt", "r", encoding="utf-8") as file:
    lines = file.readlines()
    print(len(lines))

4. キーボード入力された文字数をカウント

user_input = input("文字を入力してください: ")
print(f"入力された文字数: {len(user_input)}")

まとめ

本記事では、Pythonのlen()関数について基本的な使い方から応用例まで解説しました。

  • len()関数は、リスト、タプル、辞書、文字列などの要素数を取得するのに便利
  • len()関数の時間計算量はO(1)と高速
  • 応用的な使い方として、多次元リストやファイルの行数カウントにも活用可能

Pythonを学ぶ上でlen()関数は頻繁に使用する関数の一つなので、ぜひ活用してみてください。