【Pythonライブラリ】「pickle」のサンプルコード

Python

こちらは「pickle」(Pythonライブラリ)のサンプルコードについての記事となっております。

基本情報 … Basic Information

Pythonの「pickle」というライブラリは、Pythonオブジェクトをバイト列に変換して保存したり、逆に保存したバイト列を読み込んでPythonオブジェクトに変換するためのモジュールです。

「pickle」を使うことで、Pythonオブジェクトをファイルやデータベースに保存し、後で読み込んで再利用することができます。また、Pythonオブジェクトを異なるプログラム間でやり取りするためにも使われます。

「pickle」を使用する際には、Pythonオブジェクトがシリアル化できることが前提となります。シリアル化可能なオブジェクトには、基本的なデータ型やリスト、辞書、クラスインスタンスなどがあります。

サンプルコード … Sample Code

001 リストデータのエクスポート, リストデータのインポート … Export the List Data, Import the List Data

1.「list」(Python組み込み型)データを「TXT」ファイルとしてエクスポートする
2.「TXT」ファイルとしてエクスポートした「list」(Python組み込み型)データをインポートする

import pickle

file_IO = open('SAMPLE/list.txt', 'wb')

input_LIST = ["apple","banana","cherry"]
### input_LIST = [[1,2,3],[4,5,6],[7,8,9]]

pickle.dump(input_LIST, file_IO)

file_IO = open('SAMPLE/list.txt',"rb")
output_LIST = pickle.load(file_IO)

print(output_LIST)
### ['apple', 'banana', 'cherry']

上記のPythonプログラムは、pickleモジュールを使用してリストをファイルに書き込む方法を示しています。プログラムでは、input_LISTに3つの要素を持つリストを定義し、pickle.dump()関数を使用してfile_IOファイルに書き込んでいます。そして、pickle.load()関数を使用して、ファイルからリストを読み込み、output_LISTという変数に割り当てています。最後に、output_LISTを出力しています。

このプログラムを実行すると、output_LISTには['apple', 'banana', 'cherry']という要素が含まれたリストが格納されます。

002 タプルデータのエクスポート, タプルデータのインポート … Export the Tuple Data, Import the Tuple Data

1.「tuple」(Python組み込み型)データを「TXT」ファイルとしてエクスポートする
2.「TXT」ファイルとしてエクスポートした「tuple」(Python組み込み型)データをインポートする

import pickle

file_IO = open('SAMPLE/tuple.txt', 'wb')

input_TUPLE = ("apple","banana","cherry")
### input_TUPLE = ((1,2,3),(4,5,6),(7,8,9))

pickle.dump(input_TUPLE, file_IO)

file_IO = open('SAMPLE/tuple.txt',"rb")
output_TUPLE = pickle.load(file_IO)

print(output_TUPLE)
### ('apple', 'banana', 'cherry')

上記のPythonプログラムは、pickleモジュールを使用してタプルをファイルに書き込み、読み込む方法を示しています。

まず、ファイルをバイナリモードで開き、書き込むタプルを定義します。次に、pickle.dump()関数を使用して、タプルをファイルに書き込みます。

その後、ファイルを再度バイナリモードで開き、pickle.load()関数を使用してファイルからタプルを読み込みます。最後に、読み込んだタプルを出力します。

003 集合データのエクスポート, 集合データのインポート … Export the Set Data, Import the Set Data

1.「set」(Python組み込み型)データを「TXT」ファイルとしてエクスポートする
2.「TXT」ファイルとしてエクスポートした「set」(Python組み込み型)データをインポートする

import pickle

file_IO = open('SAMPLE/set.txt', 'wb')

input_SET = {"apple","banana","cherry"}

pickle.dump(input_SET, file_IO)

file_IO = open('SAMPLE/set.txt',"rb")
output_SET = pickle.load(file_IO)

print(output_SET)
### {'banana', 'cherry', 'apple'}

上記のPythonプログラムは、pickleを使用してset型のオブジェクトをファイルに保存し、読み込む方法を示しています。 pickleは、Pythonオブジェクトを直列化およびデシリアライズするための標準ライブラリです。

まず、ファイルをバイナリモードで開き、set型のオブジェクトを作成します。次に、pickle.dumpを使用して、ファイルにオブジェクトを保存します。ファイルを再び開き、pickle.loadを使用して、オブジェクトを読み込みます。最後に、出力されたセットオブジェクトをプリントして表示します。

004 辞書データのエクスポート, 辞書データのインポート … Export the Dict Data, Import the Dict Data

1.「dict」(Python組み込み型)データを「TXT」ファイルとしてエクスポートする
2.「TXT」ファイルとしてエクスポートした「dict」(Python組み込み型)データをインポートする

import pickle

file_IO = open('SAMPLE/dict.txt', 'wb')

input_DICT = {1:"one",2:"two",3:"three"} 

pickle.dump(input_DICT, file_IO)

file_IO = open('SAMPLE/dict.txt',"rb")
output_DICT = pickle.load(file_IO)

print(output_DICT)
### {1: 'one', 2: 'two', 3: 'three'}

上記のPythonプログラムは、pickleモジュールを使用して、Pythonオブジェクトをバイトストリームにシリアル化する方法を示しています。このバイトストリームは、ファイルやネットワーク経由で保存および転送することができます。また、pickleモジュールを使用することで、Pythonオブジェクトをデシリアル化して元のオブジェクトに復元することもできます。

このプログラムは、辞書オブジェクトを作成し、pickle.dump()関数を使用してファイルに保存します。次に、pickle.load()関数を使用して、ファイルから辞書オブジェクトを読み込み、変数output_DICTに割り当てます。最後に、print()関数を使用して、output_DICTを出力します。

参考リンク … Reference Link