こちらの記事は、「Pythonのfor文の使い方」についての記事となっております。
Pythonのfor文は、リストやタプル、辞書などの複数の要素をひとつずつ取り出して処理するために使用されます。for文は、反復処理を行うための制御構文であり、繰り返し処理を行うことができます。
# 例１：リストを用いたfor文
for ELEMENT in LIST：
PROCESS# 例２：range関数を用いたfor文
for ELEMENT in RANGE：
PROCESS# 例３：辞書を用いたfor文
for KEY, VALUE in DICT：
PROCESS# 例４：文字列を用いたfor文
for ELEMENT in STRING：
PROCESS# 例５：enumerate関数を用いたfor文（ステップ数を利用）
for STEP, VALUE in ENUMERATE(LIST):
PROCESS# 例５：enumerate関数を用いたfor文（ステップ数を利用）
for STEP, (KEY, VALUE) in ENUMERATE(DICT):
PROCESS# 例６：zip関数を用いたfor文（２つの反復可能なオブジェクトを利用）
for ELEMENT_1, ELEMENT_2 in ZIP(LIST, LIST):
PROCESS# 例６：zip関数を用いたfor文（２つの反復可能なオブジェクトを利用）
for ELEMENT, (KEY, VALUE) in ZIP(LIST, DICT):
PROCESS# 例７：enumerate関数とzip関数を用いたfor文
for STEP, (ELEMENT_1, ELEMENT_2) in ENUMERATE(ZIP(LIST, LIST)):
PROCESS下記の様な内容で悩んでいる/困っている場合に使える方法を参考までにご共有させて頂きます。
・Python勉強したいけど、何から始めたらいいの？
・Pythonの場合、どの様にfor文を使うのだろうか？
目次
for文の基本構文
for文の基本構文は以下の通りです。
for 変数 in オブジェクト:
処理オブジェクトには、リストやタプル、辞書などの反復可能なオブジェクトを指定します。変数には、オブジェクトから取り出される要素が代入されます。そして、処理には、変数に代入された要素を用いた処理を記述します。
例１：簡単なサンプル（リストを用いたfor文）
for文を使うことで、同じ処理を繰り返し実行することができます。たとえば、10個の数値を2倍にして出力する処理を考えてみましょう。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
for num in numbers:
print(num * 2)2
4
6
8
10
12
14
16
18
20
上記のコードでは、リストnumbersの要素を1つずつ変数numに代入し、変数numを2倍にして出力しています。このように、for文を使用することで、同じ処理を複数回繰り返すことができます。
例２：range関数を用いたfor文
Pythonのrange関数を用いることで、指定された範囲の数値を生成することができます。range関数を用いたfor文の例を以下に示します。
for i in range(10):
print(i)0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
上記のコードでは、0から9までの数値が順番に変数iに代入され、print関数で出力されます。
例３：辞書を用いたfor文
辞書を用いたfor文を以下の例で示します。
fruits = {"apple": 100, "banana": 200, "orange": 300}
for key, value in fruits.items():
print(key, value)apple 100
banana 200
orange 300
上記の例では、辞書fruitsのキーと値をひとつずつ変数keyとvalueに代入し、print関数で出力しています。items関数を用いることで、辞書のキーと値を同時に取り出すことができます。
例４：文字列を用いたfor文
文字列を用いたfor文を以下の例で示します。
word = "Hello"
for character in word:
print(character)H
e
l
l
o
上記の例では、文字列wordの文字をひとつずつ変数characterに代入し、print関数で出力しています。
例５：enumerate関数を用いたfor文（ステップ数を利用）
Pythonのenumerate関数を用いることで、反復するオブジェクトと共にステップ数を処理で使用することができます。enumerate関数を用いたfor文の例を以下に示します。
numbers = [1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10]
for step, num in enumerate(numbers):
print(step, num * 2)0 2
1 4
2 6
3 8
4 10
5 12
6 14
7 16
8 18
9 20
fruits = {"apple": 100, "banana": 200, "orange": 300}
for step, (key, value) in enumerate(fruits.items()):
print(step, key, value)0 apple 100
1 banana 200
2 orange 300
例６：zip関数を用いたfor文（２つの反復可能なオブジェクトを利用）
Pythonのzip関数を用いることで、２つの反復するオブジェクトを使用することができます。zip関数を用いたfor文の例を以下に示します。
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
numbers = [100, 200, 300]
for fruit, num in zip(fruits, numbers):
print(fruit, num)apple 100
banana 200
orange 300
ids = ["A001", "A002", "A003"]
fruits = {"apple": 100, "banana": 200, "orange": 300}
for id, (key, value) in zip(ids, fruits.items()):
print(id, key, value)A001 apple 100
A002 banana 200
A003 orange 300
例７：enumerate関数とzip関数を用いたfor文
fruits = ["apple", "banana", "orange"]
numbers = [100, 200, 300]
for step, (fruit, num) in enumerate(zip(fruits, numbers)):
print(step, fruit, num)0 apple 100
1 banana 200
2 orange 300
まとめ
Pythonのfor文は、反復処理を行うための制御構文であり、リストやタプル、辞書などの複数の要素をひとつずつ取り出して処理することができます。基本構文やrange関数、辞書を用いたfor文の例について解説しました。ぜひ、実際にコードを書いてみてください。
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