Pythonのprint関数は、引数に渡したオブジェクトを標準出力に表示するための関数です。標準出力とは、プログラムが実行された際に、コマンドラインなどに表示される出力のことです。
# 例1:出力内容の文字間を制御する方法(sep引数)
print(*OBJECT, sep=STRING)
# 例2:出力内容の改行を制御する方法(end引数)
print(*OBJECT, end=STRING)
# 例3:出力内容をファイルに出力する方法(file引数)
print(*OBJECT, file=FILE)
# 例4:出力内容を強制的に出力する方法(flush引数)
print(*OBJECT, flush=BOOL)
下記の様な内容で悩んでいる/困っている場合に使える方法を参考までにご共有させて頂きます。
・Python勉強したいけど、何から始めたらいいの?
・Pythonの場合、どの様にprint関数を使うのだろうか?
目次
print関数の基本構文
Pythonのprint関数を使うには、以下のように書きます。
print(表示したいオブジェクト)
たとえば、文字列を表示する場合は、以下のように書きます。
print("Hello", "world!")
出力結果は以下のようになります。
Hello, world!
また、複数のオブジェクトを表示する場合は、カンマで区切ります。
print("foo", "bar", 123)
出力結果は以下のようになります。
foo bar 123
複数のオブジェクトを表示する際の注意点
print関数で複数のオブジェクトを表示する際には、空白が自動的に挿入されます。そのため、以下のように書いても、空白が挿入されます。
print("Hello", "world!")
出力結果は以下のようになります。
Hello world!
例1:出力内容の文字間を制御する方法(sep引数)
空白を挿入したくない場合は、以下のように書きます。
print("Hello", "world!", sep="")
出力結果は以下のようになります。
Helloworld!
例2:出力内容の改行を制御する方法(end引数)
print関数は、デフォルトでは文字列を表示した後、改行を挿入します。改行を挿入せずに表示する場合は、以下のように書きます。
print("Hello, world!", end="")
print("This is a new line")
出力結果は以下のようになります。
Hello, world!This is a new line
例3:出力内容をファイルに出力する方法(file引数)
print関数は、デフォルトでは文字列をコマンドラインなどに表示します。コマンドラインなどではなく特定のファイルに出力する場合は、以下のように書きます。
sourceFile = open('SAMPLE/print001.txt', 'w')
print("Hello, world!", file = sourceFile)
sourceFile.close()
ファイルへの出力結果は以下のようになります。
Hello, world!
以下の様な書き方でも、特定のファイルに出力することができます。
with open('SAMPLE/print002.txt', 'w') as f:
print("Hello, world!", file = f)
ファイルへの出力結果は同様に以下のようになります。
Hello, world!
例4:出力内容を強制的に出力する方法(flush引数)
print関数は、デフォルトでは改行したタイミングで一括で表示するなど処理が行われてから表示するまでに遅延が発生する場合があります。処理が行われたタイミングで強制的に表示する場合は、以下のように書きます。
import time
for i in range(10):
print(i, end="", flush=True)
time.sleep(1)
出力結果は以下のようになります。
0123456789
上記の様にflush引数を使用する事で、1秒毎に数字が表示されます。
(0を表示→1秒停止→1を表示→1秒停止→2を表示→…→9を表示→1秒停止)
まとめ
Pythonのprint関数は非常に基本的な機能ですが、プログラミングにおいて非常に重要な役割を果たします。この記事を参考に、print関数の使い方を覚え、Pythonプログラミングの基礎を固めていきましょう。
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